医者と老人

甲状腺の異常

白衣を着た女性

甲状腺という部分は私達人間の首の部分にあります。もう少し詳しく言うと、喉仏の下の方にある器官のことです。
空気を肺に送る気管を包み込むようにして存在する甲状腺は甲状腺ホルモンというホルモンをヨウ素から作り出している器官として知られています。
甲状腺ホルモンは主に身体の発育を促す他、新陳代謝などを盛んにする働きをしている人間の身体の成長と代謝の活性化のために必要不可欠なのが甲状腺ホルモンなのです。
しかし、甲状腺ホルモンは身体に必要不可欠なホルモンですが、このホルモンが多すぎる場合や少なすぎる場合も体調に変化をもたらします。
甲状腺に異常をきたしてしまう様な場合の症状として表れるのが、喉仏の下が腫れてしまった。
運動をしていないのに動悸が激しい、しっかり食事をしているのに痩せてきた、食欲がないのに太ってしまったなどの体重の増減などが主な症状となっています。
他にも多くの症状があるのですが、個人によって表れる症状が異なるためこのような症状が現れる場合は甲状腺に異常が発生している場合があるのですぐにでも検査をしてもらったほうが良いでしょう。
甲状腺の異常はホルモンの分泌が多い状態か、ホルモンの分泌が少ない場合、甲状腺におできが出来てしまった場合です。
ホルモン分泌が多い場合の代表的な病気がバセドウ病で、分泌が多いせいで甲状腺が肥大化してしまいます。
バセドウ病の場合は薬物療法の他にも外科的療法である甲状腺の切除手術などを行なう事で治療することが出来ます。
橋本病の場合はホルモン分泌が少ない場合に起こる以上の事で、炎症を起こした甲状腺が腫れてしまう症状や腫れてしまうことによって起こる喉への違和感などもあります。
ホルモン分泌が正常に行なわれている場合は問題ありませんが、ホルモン分泌が少なくなってしまうと全身の新陳代謝が下がり、全身症状に発展することが多いようです。
治療方法としてはホルモン剤を利用した治療と腫れなどの症状が継続している場合は手術などが必要になってくる可能性があります。
おできなどが出来てしまっている場合はがんの可能性も考えて良性か悪性かを検査します。
良性の場合、手術などは必要ありませんが、悪性だった場合は切除手術が必要になってきます。
甲状腺を切除する事になってしまうと一生ホルモン剤を摂取しなければならないので、出来るだけ早い状態で症状を見極めて薬物治療などで済ませられる様にすることが大切になって来るので専門の医療機関を利用しましょう。